映画「ドメスティック・フィアー」
2005-12-30



殺人者から息子を守る父親の物語。


船大工の男は、離婚した元妻と一緒に暮らしている息子と仲が良く、
自慢は、息子が自分には嘘をついた事がない事でした。
その息子が元妻の再婚相手が人を殺したと主張しますが、
誰にも信じてもらえません。
息子はしょっちゅう、いろいろな人に嘘をついていたからでした。
いろいろと嘘をついたのには理由があったのですが…。
この理由は、なんとなく解る気がしますが、
でも、いろいろな人に迷惑を掛けるのは、いけない事ですよね。
子供の力では、これくらいの事しかできないですよね。
子供の気持ちになって欲しいですね…。


息子が元妻の再婚相手が殺人を犯したと言う事には
父親も最初は信じませんでした。
その晩は眠れなかったみたいです。
息子の事を信じてやれなかったという
嫌な気持ちがあったからですよね。
苦しむ姿が痛かったです。


そんな気持ちを吹き飛ばし、男は調査を開始しました。
もう、「父ちゃん、がんばれっ!」と応援してしまいました。
男は元妻の再婚相手の正体をつきとめるのですが、その手段が…。
こんな事で解るなんて、なんなんだと思いました。
凄い国ですね、アメリカは…。


殺人を犯した再婚相手の男が本当に汚い男でした。
元妻に隠れて、息子を脅します。酷いです。
息子を脅す時の顔がとても無表情?で気持ち悪かったです。


再婚相手が息子を脅している事に
全く気が付かない元妻には本当にムカつきました。
もう駄目ですね。先入観びっしりで。
息子を信じないなんて、母親として悲しいですね。
しかも、気付かず、息子を危険にさらしているなんて。
息子と話し合うと言っても、
再婚相手の事を悪く言うのは止めなさいと言うだけで、
息子の話を聞こうとしません。
息子の話を聞いて、調べてみてからでも遅くはないはずなのに。
息子を信じてあげて欲しかった…。
ただ、再婚相手の正体を知った時の元妻は、可哀想でしたね。


この映画は、何と言っても、父と子の愛情が出てました。
父親が息子を守るだけではなく、
息子を父親を守ろうとします。
最初に父親を守る手段が、息子が可哀想で見てられなかったです。
こんな事をさせる再婚相手はやっぱり汚い奴ですね。
その嫌な気持ちを忘れさせる親子愛が見れて良かったです。

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