映画・DVD「サイレンサー」
2007-10-07


女殺し屋と彼女に育てられて殺し屋になった男の物語。

ガンで先の短い女と彼女に育てられた男は
殺し屋として、二人で組んでいた。
女殺し屋のターゲットの女は妊娠していて、
女殺し屋の前で破水し、
女殺し屋は彼女を助けていまい、
女と赤ん坊の面倒を見る事になるのですが…。

最初、女殺し屋を主人公として見ていたのですが、
この映画は男の方が主人公だったんですね。
だから、原題が「SHADOW BOXER」だったのか。

二人の関係が良く分からなかったんですよね。
単なるパートナーだけなのか?
それとも、恋人同士なのか?
見て行けば、はっきり分ると思うのですが、
なんか深い関係ですなぁ。
一言では表せないね。

女殺し屋は「クィーン」の主役の女優さんでしたね。
安心して見れました。
あとね、可愛い仕草をするんですよね。
ここが皆から愛されてる理由の一つでもあるんじゃないかなと。
だから、あんな事しても、全然、不自然じゃなかったし。
でも、俺には無理だなぁ…。
やっぱ考えちゃう。
殺し屋になった時の彼女はカッコ良かった。
赤ん坊に接する時は、普通の人でしたね。
妊娠してる女に向かって、
「半年前なら殺してる」というような事を言うのですが、
この言葉から彼女の状態が分ってきて、痛かったです。

男の殺し屋の方は、あまり感情を見せないようにしてるのかな?
ちょっと人間ぽくなかったなぁ。
でも、最後の方になるに連れて、
人間らしさを取り戻してましたね。
最後の方の殺しでは、違った彼を見る事が出来ましたし。
これが彼の真実の姿なんだろうな。

皆で、お祝いするシーンは、とてもいいシーンでしたね。
その後の殺し屋二人だけのシーンも綺麗でした。

子供も成長したある日、事件が起きて、
「もう駄目か」と思ったその時…。
こうなるとは思いませんでした。
やっぱ見てる人は見てるんだな。
あと、カッコ良かった。

この映画、全体的に、切ないし、痛い。
殺し屋が主人公という事もあるからかもしれないけど、
どこか影があって、切ない。
でも、だんだんと変わっていく殺し屋の姿が見れていいし、
子供の成長もあって、殺し以外の楽しみもあって良かったです。
短い時間の中に、よくこのようにまとまって出来たなと思います。
だれる事もありませんでしたし。
自分が見終わっての印象なんですが、
とても綺麗な映画のように感じました。
んー、やっぱ切ないねぇ。
[映画・DVD]

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