映画「プライドと偏見」
2006-10-28


5人姉妹の1人で身分の高い男とぶつかる女性の物語。

5人姉妹のいる家族の隣の屋敷に、
身分の高い独身男性が住むと知り、
彼女の母親はなんとか結婚して縁組をと。
主人公は5人姉妹の中でもちょっと異なり、
言いたい事をいう勝気な性格。
舞踏会で、隣に引っ越してきた男性と妹、そして彼の友達が登場。
主人公は、舞踏会で、彼の友達に対して、嫌な気持ちを持つのですが…。

こういう時代の物語は好きです。
物語と関係ないですが、馬車の音が好きです。
聴くと、心が和みます…。

主人公はカッコイイですね。
言いたい事をスパッと言って。
男よりも男らしいです。
舞踏会の時に、隣に引っ越してきた男の友達に、
ある事を言い放った後に立ち去る姿は、
本当にカッコ良かったです。
その反面、素直になれない時もあって、
そんな時の彼女は可愛いです。
あと、何よりも他の姉妹達の幸せを願っている、
いい人なところも好きです。

そんな彼女と関わることになる男は無口ですね。
まぁ、どうして無口なのかは後々分かる事なんですが、
これでは誤解されてもしょうがないかな…。

物語は、好きな者同士が素直になれずに、
ズルズルとするという感じでした。
切ないですねぇ…。
人間、素直になれたら、
もっと上手くなれるのになぁと考えさせられました。
でも、なかなか上手くいかないのもいいんですよね。
その過程が楽しいくもあり、せつなくもあり…。

この時代の結婚って、やっぱり「縁組」という事でしていたんですね。
本人達の気持ちは関係なしという事なんですね。
それにしても、主人公の母親の結婚に対する
執着心は凄いですね。
ちょっと恐い。
娘のためを思っているのか、自分のエゴなのか、
母親の行動だけからだと、分からなくなります。
結婚できて、相手が金持ちならば、
誰でもいいのか?という感じです。

映像が綺麗でした。
遠目から見る景色がいいですね。
実際に、そこへ行ってみたい気分になります。

ちょっと最後にバタバタバタと続けてしまうという、
本当にこんな事あるの?という展開になりますが、
ひとり、切なくなるには、いい映画かもしれませんね。
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