映画「エターナル・サンシャイン」
2006-04-15


恋人の女性に自分の記憶を消されてしまった男の物語。

最初、ジム・キャリーの静かな演技に驚きました。
こんな役も出来るんだなんて。
とても新鮮で良かったです。
もちろん、今までのような演技をするシーンもありましたが、
そのシーンは、凄いなぁと関心するばかりです。
本当に芸達者な人だなぁ。

記憶を消す依頼を受ける会社が登場します。
ちょっと前に見た「ペイチェック」でも記憶を消す事が出来ましたし、
将来、記憶を消す事が出来てしまうんですかね。
記憶が消せちゃう事って良い事だと思いますか?
私は、あまり良い事とは思えないですね。
なんか自分の時間が無くなっちゃうような感じがして。

主人公の男の恋人は脳から彼の記憶を消します。
が、彼女がそんな事をするような人には見えませんでした。
私の目にはとてもはっきりしている女性に見えました。
だから、彼の記憶を消して、無かった事にするなんて事はせずに、
ちゃんと彼に別れ話をする人だと思いました。
その点が気になりました。

記憶を消されるシーンは、
主人公にとっては大変な事なのですが、
見ているこっちは面白かったです。
次々と消されるのを防ぐために、
脳の中の彼女と、彼女と全く関係ない記憶に隠れます。
ここで、いつものジム・キャリーが見えました。

この映画に出てくる登場人物に無意味な人はいませんでした。
最初は、ちょっと邪魔だなぁと思っていた人にもいろいろあって…。
これは知って、驚きました。意外でした。
分からないものですね。
こんな事があったら、恐いですね…。

主人公の男と恋人の凍った川に寝転ぶシーンも良かったですね。
あと、電車の中の会話も面白かったですね。
私が一番いいなぁと思ったのが、
車の中で男が女性を起す時の優しい顔。
この顔は愛しい人を見る時の顔ですよね。
このシーンは男の幸せな気持ちがこちらに伝わってきて、
とてもいい気持ちになれました。

男が記憶を消されてしまうのか、
二人は、このまま別れてしまうのか、
どうなるのかとハラハラしながら見る事も出来ました。
もちろん上で書いたようなシーンもあって楽しかったです。
[映画・DVD]

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